写真版ぐるめ部長の『ほぼ高槻』グルメガイド vol.2

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『原いっぱい』に代わる次世代高槻どぶろく 『どぶろく樫田』入荷 【Sake Bar ACTA】

https://www.instagram.com/p/CMwfTKSgkyx/ 【Sake Bar ACTA】より






2021年3月24日投稿

(ここに含まれる情報は全て投稿時のものです)





まずは、高槻ロータリークラブ、2018 年 5 月 30 日発行の会報?の中の、卓話「思いのままに」西田 直弘 氏(西田本店=高槻市芥川町3丁目=)より、長めの文章ですが引用させて頂きました。どぶろくに興味のある方は、ぜひ、ご一読を。

皆さん、どぶろくをご存知でしょうか?

「どぶろく」と「にごり酒」の違いをご存知でしょうか? 同じように白く濁ったお酒なので、同じもののように思いますが、酒税法上の違いがあります。

「どぶろく」と「にごり酒」の違いを知る為に、まずは「清酒 日本酒」とはどのようなものなのか、いわゆる日本酒とは、厳密にどのようなものを「清酒」と呼ぶのかを知っている人は少ないではないでしょうか。皆さまご存知でしょうか?

清酒とは「発酵させてこしたもの」と定義されているのです。この「こす(濾す)」という作業は「じようそう(上槽)」と呼ばれています。「もろみ(醪)」を酒と酒粕にわける作業です。「もろみ」を酒袋に入れて、圧力をかけて搾ります。清酒は米・米麹・水を発酵させてこしたものなので、一般的には透明です。

では「にごり酒」は清酒になるのでしょうか。それは酒税法で定義されているように「発酵されてこしたもの」かどうかによります。「じようそう」で目の粗い酒袋を使って、「もろみ」をこした場合、酒袋の目を通り抜けた「もろみ」で酒は白濁しています。これが「にごり酒」です。「にごり酒」は白濁していますが、こしているので「清酒」になります。つまり、お酒の色や透明度ではなく「こしているか、こしていないか」で清酒か清酒でないかを判断するのです。

「どぶろく」とは、「米、米こうじ及び水を原料として発酵させていますが、こしていないもの」です。ですから酒税法上では、清酒には分類されず「雑酒」に分類されます。「どぶろく」の呼称は「濁酒(だくしゆ)」とされています。この「どぶろく」を農家が自ら製造販売する特区を「どぶろく特」と称し、その認定数は 150 程あります。高槻市の原及び樫田地区もその特区地区指定であり、高槻・とかいなか創生特区」という名称であります。

現在、はたなか農園の、はたなかさんが「原いっぱいのいう、「どぶろく」を作っておられますが、高齢のため今後製造するのは困難となられました。

相談の結果、私たち有志 15 名程が集まり、樫田地区

の村おこしを兼ね、樫田地区にお住まいの方と農家の

方のお力を借りて、今年の 11 月頃に樫田の新米を利用した、どぶろく第 1 号 仮称「どぶろくいっぱい 樫

田の里」を作成しようと考えております。

最後になりましたが、私が中心となって、70 歳以上

の老若男女が集まり、はたなかさんに代わって、どぶ

ろくの酒造りを絶やさず、樫田地区の村おこしに頑張

っていきたいと思います。皆様、よろしくお願い致し

ます。






高槻のどぶろくと言えば、ずっと、高槻産ヒノヒカリで造る「原いっぱい」でありましたが、2019年 3月、製造終了

酸味があってしゅわっと微炭酸。甘くない甘酒みたいなカンジで面白い♪♪






再び、高槻ロータリークラブ、2019 年 10 月 23 日 発行の会報?の中の、卓話「樫田に想いをよせて(どぶろく作り) 」西田 直弘 氏より
http://www.takatsukirc.org/2019/2019.10.23.pdf

せっかく特区認定された、高槻の地産地消の特産品です。失くなるなんて、残念でなりません。なんとか続けることは出来ないかと考え、畑中農園の畑中の奥様に、2-3 度お会いして相談させていただきました。人手不足なら人的支援など含め、協力をさせてもえないか。または、姉妹工場を作って「原いっぱい」ブランドの量産を一緒に目指さないかと打診をしました。しかし、返ってくる言葉は「現在の生産体制のまま継続していきたい」「増産なく、独自の生産という形で、現状のまま継続していきたい」という意向でした。そして、今年の 3 月に生産を中止される思いは、変わることはありませんでした。

私としましては、せっかくの特区認定された、高槻の地産地消の特産品です。これは失いたくない。そこで、3 年前の当時 72 歳の私は、高槻・とかいなか創生特区「通称どぶろく特区」の生産地区に、お住ま

いの方々や、酒類事業に関わる方々のもとで新しいどぶろくを作り、どうにかして、たくさんの方々に、楽しんででもらえる商品となり、地域の活性化を図りたいという夢・ロマンを描きました。沢山の人に声をかけ、大阪堂島ビール株式会社の橋本社長と株式会社入谷商会の岡田社長・かこい社長をはじめ、十数名の心強い仲間が集まりました。

私の思いが詰まった「新どぶろく」ですが、今年の

夏に会社を立ち上げました。皆様、名前を知っていて

ください。会社名は「株式会社 高槻酒文化研究所です。役員は 3 名、協力者は 15 から 20 名で、5つの集落の出灰・杉生・田能・中畑・二料の全体を樫田地区と言いますが、醸造場所は田能であります。住所は、高槻市大字田能小字永田 1195 番地です。これからの新どぶろくに向けた動きについては、先日、令和元年 9 月 13 日に高槻市農業委員会で書類審査が行われ、来週 10 月 23 日に、高槻市農業委員会が開催となります。その日に審査・認可の合否があり、その後、認可が得られた場合は、合格の書類を持って茨木税務署を通じ、国税局に醸造の申請に至ります。審査が通り免許がおりれば、はやくて来年 2 月に、待ちにまった新どぶろくが完成予定です。新しい名称は「どぶろくかしだ」の予定です。

どうやら1年、よぶんに時間がかかったみたい。コロナのせいかな?






株式会社 高槻酒文化研究所(住所:西田本店と同じ)はコチラ▼
どぶろく樫田」は3月下旬に1200本限定発売。(申込先は西田本店)






高槻阪急4月1~11日に開催されるイベント「グルメピクニック」にも出品予定ですが・・・






芥川商店街の【Sake Bar ACTA】では、この次世代を担う高槻の酒「どぶろく樫田」を、美味しいお料理と一緒に楽しめます。もちろん、私も近々お邪魔するつもりです。ヾ(*'▽'*)ノ







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